県内の進学環境において頂点に君臨する滋賀県立膳所高等学校の難易度は、関西エリアのトップ公立校(北野高校、天王寺高校、堀川高校など)と肩を並べる水準に達しています。設置されている2つの学科はそれぞれ明確な教育目標と選抜水準を持ち、受験生が目指すべき学力指標も異なります。
大手進学模試である「滋賀Vもし」の追跡調査や大手予備校の入試解析データによると、学科ごとの偏差値分布は次の通りです。
最難関とされる膳所高校の理数科の偏差値は76に達し、全国の公立高校理数系学科の中でも屈指のハイレベルです。スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の中核を担う学科として、将来の医学部・旧帝国大学理工系進学を見据えた精鋭が集まります。
一方、伝統のリベラルアーツを継承する膳所高校の普通科の合格ラインは偏差値72〜73前後で推移しています。理数科よりも定員が多いものの、受験層の上位陣は理数科とほぼ同等の学力を有しており、1点の失点が合否に直結するシビアな戦いが展開されます。
模試における合格可能性判定基準(膳所高校のVもし模試判定基準)を見ると、安全圏(A判定・80%以上)を確実にするためには、普通科で偏差値70以上、理数科で偏差値73以上を安定してキープすることが求められます。秋以降の模試で偏差値68前後のB〜C判定にとどまっている受験生は、内申点と当日記述力の補強が急務です。