チワワとトイプードルの体格差と体重を数値で整理すると、その差は日々の取り回しに直結します。チワワの標準体重は1.5kg〜3.0kg(体高15〜23cm程度)と「世界最小の純血種」の名に恥じない超小型サイズです。一方、トイプードルは体重3.0kg〜4.0kg前後(体高24〜28cm)が標準規格であり、チワワと比較すると骨格のしっかり感と体格差は数字以上に明確です。
この体格差は、抱っこ時の安定感や日常の事故リスクに直結します。チワワはソファからの飛び降りや抱っこ中の落下で骨折や脱臼を起こすリスクが高く、足元の歩行時にも細心の注意が求められます。トイプードルも膝蓋骨脱臼(パテラ)を起こしやすい犬種ですが、チワワほどの極端な骨の細さではありません。
性格面とチワワとプードルのしつけやすさにおいては、アプローチが根本から異なります。犬の知能研究において全犬種中2位の学習能力を誇るプードルは、コマンドの呑み込みが驚異的に早く、トイレトレーニングや基本動作の習得で初心者が挫折する確率は極めて低めです。ただし、知能が高すぎるがゆえに「飼い主の指示のブレ」を見抜き、都合よく人間をコントロールしようとする悪知恵が働く一面もあります。
対するチワワは、忠誠心が特定の飼い主ひとりに強く向く「ワンマン・ドッグ」の傾向があります。家族の中の特定人物には無類の甘えん坊になる半面、見知らぬ来客や他犬に対しては強い警戒心を露わにしがちです。身体が小さい恐怖心から自己防衛としての無駄吠えや威嚇に発展しやすいため、子犬期からの入念な社会化トレーニングが必須となります。