Q1:子どもやペットがプラタナスの丸い実を触ったり口に入れたりしても大丈夫ですか?
A1:化学的な猛毒成分は含まれていないため、触れただけですぐに中毒を起こす心配はありません。ただし、熟して乾燥した実には無数の細かく硬い剛毛が密生しています。手で握りつぶすと毛が皮膚に刺さって痒みを起こしたり、毛の付いた手で目をこすって炎症を起こしたりします。特にペットが噛み砕いて粉塵を気道に吸い込むと激しい咳や呼吸困難を引き起こす恐れがあるため、落ちている実をむやみに弄ばせないよう注意してください。
Q2:なぜ各地の自治体は、プラタナスを切った後にイチョウばかり植えるのですか?
A2:イチョウ(銀杏)も街路樹として古くから多用されていますが、プラタナスと比べると「深根性」であり、根が深く潜るため歩道の根上がり被害を起こしにくいという大きな利点があります。また、イチョウの葉には水分が多く含まれ、火災の延焼を防ぐ防火樹としての機能が極めて高いことも理由です。ただし近年では、イチョウの悪臭被害(銀杏)や巨大化も問題視されており、実際にはイチョウの追加植樹も減り、ハナミズキなどの低中木へシフトするケースが増加しています。
Q3:昔からある近所のプラタナス並木を、景観保全のために伐採から守る方法はありませんか?
A3:住民運動によって伐採計画が一時見直された事例(東京都内の名所など)は存在します。しかし、樹木内部の腐朽度診断(超音波トモグラフィ検査等)で「倒木による人身事故の危険がある」と科学的に判定された場合、人命優先の観点から保存は極めて困難です。もし保存を求めるのであれば、単に反対の声を上げるだけでなく、住民ボランティアによる落ち葉清掃の分担や、健全度調査に必要な追加公金の投入に対する合意形成など、街路樹の維持コストを地域全体で引き受ける覚悟が求められます。