都はるみが日本の音楽史に刻んだ功績は計り知れない。1964年、名門レーベルである日本コロムビアからデビューを果たすと、同年の『アンコ椿は恋の花』が大ヒットを記録。唸り上げるような独特の歌唱法「はるみ節」は全国津々浦々に衝撃を与え、一躍スターダムへと駆け上がった。
その後もヒット曲を連発し、1976年に発表した『北の宿から』は日本レコード大賞を受賞。切ない女心を力強く、かつ哀愁を込めて歌い上げたこの楽曲は、空前のミリオンセラーとなり、演歌の枠を超えて国民的ヒットソングとなった。演歌というジャンルを日本の音楽文化の中核へと押し上げた彼女の功績は、いまなお高く評価されている。