2020年3月のレギュラー放送終了と前後して報じられた、副住職・佐々木慈瞳さんと寺族・まっちゃんの下山。ネット上では「人間関係のトラブルではないか」といった根拠のない憶測も一部で飛び交いましたが、実際の真相は個々の人生における必然的なステップアップと自立にありました。
佐々木慈瞳さんの下山理由は、僧侶としての活動領域をより広範な社会へ広げるための決断でした。慈瞳さんは公認心理師や臨床心理士としての専門性を持ち、緩和ケア病棟でのスピリチュアルケアや、困難を抱える人々への傾聴活動に強い志を抱いていました。山内での寺務にとどまらず、社会の最前線で人々の心に寄り添うカウンセリングや講演活動、執筆に専念するため、円満に山を降りる選択をした経緯があります。
一方、まっちゃんの下山理由は、兼ねてからの夢であった作家活動への本格移行です。寺での長年のお手伝いと修行期間を通じて育まれた感性を基盤に、イラストレーターや消しゴムはんこ作家として独立。山で得た貴重な経験と感謝を胸に、自身の表現活動を社会へ還元する道を選びました。
番組の終了自体も、予期せぬトラブルではなく、出演者それぞれの人生の節目と番組制作上の契約満了が重なった自然な幕引きであったことが関係者の証言からも明らかになっています。