プロ直伝!手縫い&ミシンの返し縫い完全マスターとほつれ対策

プロ直伝!手縫い&ミシンの返し縫い完全マスターとほつれ対策

プロ直伝!手縫い&ミシンの返し縫い完全マスターとほつれ対策の基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。

裁縫の現場で多用される縫い方には、それぞれ明確な役割があります。まずは基本となる「並縫い」「本返し縫い」「半返し縫い」の性質の違いを理解し、生地や用途に合わせて正しく使い分ける知識を整理しておきましょう。

もっとも一般的な並縫いは、布地を表裏均等な針目で進める軽快な縫い方です。手軽に縫い進められる反面、一本の糸に強い負荷がかかるとスルスルと全体が解けてしまう弱点を持っています。そのため、仮止めやギャザー寄せ、強い力が加わらない薄手の小物作りに適しています。

一方で返し縫いは、針を進行方向とは逆へ一度戻してから進める手法です。これにより糸同士が布地をガッチリとロックし、一部が切れても全体にほつれが連鎖しない強靭な構造が生まれます。返し縫いには大きく分けて次の2種類が存在します。

縫い方の種類特徴と縫い目の見た目強度最適な用途本返し縫い表面はミシンのように隙間なく直線がつながる極めて高い(手縫い最強)ズボンの股ぐり、バッグの持ち手、ほつれ補修半返し縫い表面は並縫いのように適度な間隔が空く中〜高(並縫いの約2倍)ファスナー付け、薄地〜普通地の服地縫製並縫い表と裏に規則正しく点線状の縫い目が出る低〜中仮縫い、巾着袋の口部分、パッチワーク

日常の補修やバッグの製作など、「絶対にほどけてほしくない箇所」には本返し縫いを選び、柔らかいドレープを保ちたい衣類の仕立てには半返し縫いを選択するのが、仕上がりをプロ級に見せる秘訣です。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。