ミサトの色気が最も濃密に匂い立つ瞬間は、元恋人である加持リョウジと対峙する場面です。学生時代からの腐れ縁であり、互いに深い心の傷を抱えた葛城ミサトと加持リョウジの関係は、少年少女たちの不器用な青春とは一線を画す「生々しい大人の恋愛」そのものでした。
エレベーター内での密着劇や、留守番電話に残された加持の最期のメッセージを聞きながら一人涙を流す場面など、二人の間には常に言葉にできない官能と哀愁が漂っていました。加持の前でだけ見せる甘えたような表情や、女としての弱さは、ミサトが持つ大人の色気を何倍にも引き立てる決定的な要素となっています。