粉瘤を根本的に完治させる唯一の方法は、外科手術によって原因となっている「袋(嚢腫壁)」を完全に摘出することです。現代の粉瘤治療では、整容面(傷跡の美しさ)に配慮した低侵襲な手術法が主流となっています。
代表的な手術法には「くり抜き法(へそ抜き法・トレパン法)」と「従来切開法」の2種類が存在します。
皮膚が薄くデリケートな陰部周辺においては、傷跡が目立たず回復の早いくり抜き法が第一選択となるケースが増加しています。局所麻酔を用いるため手術中の痛みはほぼ皆無であり、当日のシャワー浴(患部を濡らさない配慮が必要な場合あり)や翌日からのデスクワーク復帰が可能です。
なお、粉瘤の手術は美容目的の自由診療ではなく、基本的に健康保険が適用される保険診療です。自己負担額(3割負担の場合)の目安は以下の通りです。
- 露出部以外(デリケートゾーン含む)の直径2cm未満:約4,000円〜6,000円
- 直径2cm〜4cm未満:約8,000円〜10,000円
- 直径4cm以上:約12,000円〜15,000円
※上記手術代に加え、初再診料、局所麻酔代、病理組織検査費用、処方薬代が別途(合計で約3,000〜5,000円程度)発生します。民間の医療保険に加入している場合、日帰り手術給付金の対象となるケースも多いため、事前に保険会社への確認をおすすめします。