スイカを選ぶ際によく使われる「叩いて音を聞く」という手法ですが、メロンを叩く音の真偽についてはどうなのでしょうか。結論から言うと、一般の消費者が音だけで甘さを見極めるのは難しく、むしろ避けたほうが賢明です。
確かに熟練の生産者は、指先で軽く弾いた際の「コンコン」という高い反響音(未熟)から、「ボタボタ」という低く鈍い音(完熟・軟化)への変化で内部の状態を推測することがあります。しかし、メロンの果皮はスイカよりもデリケートであり、叩く衝撃で内部の果肉が傷んだり、痛みの原因になったりするリスクがあります。甘さの判定には、打音よりも「網目の盛り上がり」「重量感」「底の弾力と香り」の3点を確認するほうが遥かに確実で失敗がありません。