シリーズ全体の作画を時系列で比較すると、『ハイキュー!!』のアニメーションが歩んできた進化の軌跡が明確に見えてきます。
1期〜3期は、手描き特有の荒々しい筆致とスピード感あふれるカメラワークが融合した「王道のアクション作画」。4期は原作漫画のデッサン再現と動きのリアリティを追求しつつも、過酷な制作環境により波が生じてしまった「挑戦と葛藤の時期」でした。
そして2024年に公開され歴史的メガヒットを記録した劇場版『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』では、満仲勧監督が再びメガホンを取り、長編映画ならではの超高密度な作画を実現。研磨の視点から描かれた一人称視点の超絶ラリーシーンなど、アニメーション史に残る映像美を達成し、かつての作画への不安を完全に払拭しました。