美瑛「ケンとメリーの木」現在の姿とCm秘話!見学マナーと名所の歩き方

美瑛「ケンとメリーの木」現在の姿とCm秘話!見学マナーと名所の歩き方

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美瑛の丘に立つこの巨木が「ケンとメリーの木」と呼ばれるようになった契機は、1972年(昭和47年)にスタートした日産自動車「4代目スカイライン(C110型)」の広告キャンペーンにあります。若い男女のカップル「ケン」と「メリー」が白いスカイラインに乗って日本各地を旅するロードムービー仕立てのCMシリーズは、当時の若者層を中心に社会現象を巻き起こしました。

アコースティック・デュオ「BUZZ」が歌うテーマソング『ケンとメリー〜愛と風のように〜』のメロディとともに、第15作CM「地図のない旅」篇(1976年放映)などで印象的な背景として登場したのが、この美瑛のポプラの木でした。地平線まで続く広大な大地と、空へと伸びるまっすぐな一本木、そして颯爽と駆け抜ける自動車のコントラストは、物質的な豊かさから「心の自由」や「旅への憧れ」へとシフトしつつあった当時の日本人の心に強く刻み込まれました。

この大ヒットによって4代目スカイライン自体が「ケンメリ」という不朽の愛称で呼ばれるようになり、撮影地となったポプラの木もまた、いつしか「ケンとメリーの木」として地図に記される観光名所へと昇華していったのです。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。