東日本大震災からの歩みを経て、三陸沿岸部は今や「世界有数の水産ガストロノミーエリア」へと脱皮した。三陸鉄道リアス線に乗り込めば、眼下に迫るリアス式海岸の荒々しくも美しいコントラストが乗客を息を呑ませる。
地元漁師と新進気鋭のシェフがタッグを組んだレストランでは、その日の朝に獲れたばかりのウニや牡蠣、ホタテが、芸術的な一皿へと昇華される。単なる復興という文脈を超え、命の恵みである海と人間がどう共生していくかというテーマを食を通じて提示するアプローチは、世界の美食家たちから「コースト・トゥ・テーブルの究極形」と激賞されている。