ゲーム開始時、多くのプレイヤーが「せっかくなら星6を2体、3体引くまで粘りたい」という心理に陥ります。いわゆるサンクコスト効果や完璧主義による行動ですが、アークナイツにおいてリセマラでの「星6複数狙い」は、むしろゲームからの早期離脱を引き起こす典型的な罠です。
その理由は、本作特有の極めて重厚な「育成リソースの要求量」にあります。星6オペレーターは最終形態である「昇進2」まで育成して初めて真価(壊れスキル)を発揮しますが、そこに至るまでに要求される龍門幣(ゲーム内通貨)と作戦記録(経験値素材)、上級素材の量は膨大です。序盤に星6ばかりを並べた編成を組むと、以下のような致命的な構造的破綻に見舞われます。
第一に、星6オペレーターは配置コストが非常に重いため、開幕のコスト回復が追いつかず、序盤の素早い敵(猟犬など)の群れに防衛ラインを突破されてゲームオーバーになります。第二に、限られた理性を星6の育成に集中させすぎるあまり、戦力全体の層が薄くなり、特定の役割(狙撃、医療、先鋒など)が枯渇してステージ進行が完全に停止します。
現場の攻略データが示す通り、アークナイツの序盤を最も円滑に突破する黄金律は「星6は1体だけに絞って集中的に育て、周囲を星3〜星4の精鋭で固めること」です。フェン(先鋒)、クルース(狙撃)、メランサ(前衛)、アンセル(医療)といった低レアリティは育成コストが極めて軽く、短期間で即戦力になります。リセマラで星6の数に固執することは、戦略的に見ても明らかな悪手と言わざるを得ません。