人造人間19号の正体とモデルの真実|なぜベジータに無残に散ったのか

人造人間19号の正体とモデルの真実|なぜベジータに無残に散ったのか

人造人間19号の正体とモデルの真実|なぜベジータに無残に散ったのかの注目されている理由を丁寧にまとめました。全体像を一目で把握できます。

人造人間19号を語る上で欠かせないのが、手の平に埋め込まれた赤く丸い受光部によるエネルギー吸収型のメカニズムです。17号や18号が備えていた「永久エネルギー炉」は、無限のスタミナと桁外れの出力を生み出す一方で、被検体の自我や反抗心を刺激し、制御不能に陥る重大な欠陥を抱えていました。

反乱を極度に恐れたドクター・ゲロは、あえて出力を外部供給に依存するエネルギー吸収システムへと回帰しました。相手の技や生体からエネルギーを奪わなければ稼働限界が訪れる仕様にすることで、兵器としての絶対的な手綱を握り続けたのです。ゲロ自身も自らの肉体を改造して人造人間20号へと変貌を遂げましたが、その頭脳移植手術を執刀させた相手こそ、絶対の忠誠を誓わせた19号でした。

このエネルギー吸収機構の戦慄すべき脅威を読者に見せつけたのが、作中屈指のトラウマシーンとして語り継がれるヤムチャの胴体貫通事件です。市街地を索敵していたヤムチャを背後から強襲した20号は、喉元を掴み上げ、無抵抗のまま胸部を片手で貫通。生命力を瞬く間に吸い尽くしました。この現場に平然と佇んでいた19号の姿は、感情を持たない殺人機械の冷酷さを決定づけました。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。