2026年春から導入された新たな試みが、スマートフォンのカメラ越しに当時の姿を再現するARガイドシステムだ。何もない広場にスマホをかざすと、かつて存在した木造の二重櫓(やぐら)や、敵の侵入を防ぐための強固な柵が画面上に立体的に浮かび上がる。
「ここに立つと、敵がどこから攻めてくるか一目瞭然だったんですね」。実際にアプリを体験していた来園者は、興奮気味に画面を見つめていた。ボランティアガイドの説明を聞いているかのような詳細な解説テキストも表示され、歴史の知識がなくてもゲーム感覚で城の構造を学ぶことができる。