事件の反省と、その後に続いた数々の出演強要問題を背景に、2022年には「AV出演被害防止・救済法」が施行された。契約後一定期間は公表を認めない、いつでも無条件で契約を解除できるといった画期的な内容を含んでいた。では、施行から数年を経た2026年現在、現場は変わったのだろうか。
法的な網が張られたことで、表舞台での無理な撮影は激減したとされる。だが、現実はそう単純ではない。法規制を嫌った悪質な業者は、より見えにくい場所へと潜り込んでいる。適法を装いながら、精神的なマインドコントロールを用いて契約を継続させる手口など、法の隙間を突く巧妙な手法が次々と報告されている。