Q1:1回目の追肥(本葉5〜6枚)を完全に忘れたまま雄穂が出てしまいました。今からまとめて多めに追肥しても間に合いますか?
A1:残念ながら、1回目の追肥を逃した分を2回目にまとめて倍量投入するのは絶対に避けてください。すでに実の列数などの骨格は決定しているため、急激な過剰施肥を行うと肥料焼けを起こして株全体が枯死する恐れがあります。今からできる最善策は、2回目規定量の化成肥料(1株あたり20g程度)を速やかに施し、同時に薄めの液肥を併用して現在の葉の光合成能力を最大限に高めることです。
Q2:甘みを強くしたい場合、化成肥料888と発酵鶏ふんのどちらを使うのが正解ですか?
A2:糖度と食味を重視するなら、リン酸と微量要素を豊富に含む「発酵鶏ふん」や「有機ボカシ肥料」に軍配が上がります。ただし、分解に時間がかかるため、これらを有機追肥として使うなら必ず「1回目の本葉5〜6枚期」に投入してください。2回目の出穂期に有機肥料を使うと、登熟のピークに養分供給が間に合わず実入りが悪化するため、2回目は速効性のある化成肥料を使用するのが最も手堅い選択です。
Q3:追肥を行うベストな天候や時間帯はありますか?雨の前と後、どちらにまくべきですか?
A3:「小雨が降る直前」または「しっかり水やりをする直前」がベストです。化成肥料は水分を得て初めて土中に溶け出し、根から吸収されます。カラカラに乾燥した晴天の真昼にまいてそのまま放置すると、揮散してロスが出るだけでなく根を傷める原因になります。雨の直前に条間にまいて土寄せを行えば、雨水とともに肥料がスムーズに浸透し、劇的な吸肥効果が得られます。