原曲でボーカルを務めるのはボカロライブラリの「GUMI」だ。彼女のどこか人間味のある、少しハスキーで切ない歌声が、この曲の持つ「明るい寂しさ」を完璧に表現している。TOKOTOKO氏の代名詞とも言える、キャッチーなギターカッティングと跳ねるようなベースラインは、一聴するとただの「楽しいアッパーチューン」に聴こえる。
だが、その明るいサウンドこそが、歌詞の切なさを倍増させる装置として機能している。泣きそうな顔を笑顔で隠して踊っているような、そんな健気さがリスナーの胸を締め付けるのだ。この音楽的ギャップこそが、何年経っても色褪せない中毒性の秘密と言える。