コンピュータは本質的に離散的な世界、つまり「有理数」の領域でしか動けない。どんなに高性能なマシンであっても、円周率(π)や平方根(√2)といった無理数を完全に表現することは不可能だ。常にどこかで四捨五入され、切り捨てられている。東大チームはこの「デジタル化による切り捨て誤差」に注目した。このわずかな隙間にこそ、ハッカーが侵入する余地があり、同時にそれを防ぐ盾も隠されているというのだ。割り切れない現実をどう扱うか。それが2026年の技術革新のテーマとなっている。
暗号崩壊の足音?量子時代に日本が再発見する「有理数と無理数」の深淵なる境界線
•
•
1分で読める