Q1:意味のある言葉が「まんま」「わんわん」など2〜3語しかありません。言葉を促すために親ができる効果的な関わりはありますか?
A1:無理に「言ってみて」と発語を強要することは逆効果になります。子どもが興味を示した対象を親が言語化する「実況中継」が極めて有効です。子どもが車を指差したら「ブーブー、走ってるね」「青い車、速いね」と、共感とともに言葉を添えてあげてください。また、絵本の読み聞かせや歌遊びなど、親子のスキンシップを伴う心地よいリズムの中で言葉のシャワーを注ぐことが、自然な発語の土台となります。
Q2:外出先(スーパーや路上)で激しいかんしゃくを起こし、暴れて手がつけられません。その場でのベストな対処法は?
A2:第一優先は周囲の安全確保です。周囲の目が気になるところですが、人通りの邪魔にならない場所へ速やかに移動し、抱っこが可能ならしっかりと抱きしめて子どもの身体の強張りを緩めます。激しく暴れて抱っこを拒絶する場合は、危険物がない状態で静かに見守り、興奮の波が引くのを待ちます。周囲の視線に対しては「申し訳ありません」と会釈でかわし、子どもに対して「怒鳴って従わせる」ことだけは避けてください。
Q3:2歳児健診で「言葉の遅れ」を指摘されたら、発達障害が確定したということでしょうか?
A3:全く違います。乳幼児健診での指摘は「確定診断」ではなく、「現時点で経過を気にかけてサポートしていく対象(要経過観察)」に過ぎません。子どもの言葉の発達には、聴覚機能、口腔周囲の筋肉の発達、家庭環境、生まれ持った気質など無数の要因が絡み合っています。健診での指摘は、保健師や言語聴覚士といった専門家とつながり、家庭内での関わり方のアドバイスを得るための絶好の機会と受け止めるのが適切です。