固定のオープニングとは対照的に、忍たま乱太郎 エンディング曲 歴代のラインナップには、音楽ファンやアニメファンを驚かせる多彩なアーティストと実験的なアプローチが詰まっています。放送初期のクレジットを遡ると、現在のメガヒットアーティストが新人時代に参加していた足跡がはっきりと残されています。
安室奈美恵が歌った伝説の初代ED「ダンシング・ジャンク」
今や伝説として語られるのが、第1期(1993年)のエンディングテーマ「ダンシング・ジャンク」です。歌唱を担当したのは、当時まだブレイク前夜だったSuper Monkey's 4。メインボーカルを務めていたのは、15歳前後の安室奈美恵氏でした。
ニュージャックスウィングを思わせる軽快なビートと、中学生離れした圧倒的なグルーヴ感を持つボーカルは、NHKの夕方アニメとは思えないほどスタイリッシュな仕上がりでした。当時の制作スタッフが「単なる子ども向けアニメにとどまらない、本格的なブラックミュージックの要素を取り入れたかった」と音楽誌のインタビューで述懐している通り、この挑戦的なキャスティングが忍たまサウンドの音楽的クオリティの高さを決定づけました。
小学校の音楽室に響く「世界がひとつになるまで」の手話と感動
エンディング曲の中で最も教育的・文化的広がりを見せたのが、Ya-Ya-yahが歌った「世界がひとつになるまで」(作詞:松井五郎、作曲:馬飼野康二)です。2002年から起用されたこの曲は、祈りにも似た優しいメロディと平和への願いを歌った歌詞が特徴で、アニメ本編のエンディング映像ではキャラクターたちが歌詞に合わせた手話を披露しました。
これがきっかけとなり、日本全国の小学校の音楽の授業や卒業式、合唱コンクールで歌われる定番曲へと発展。現在でも音楽教科書に掲載されるなど、アニソンの枠を完全に超越した社会的合唱アンセムとして愛されています。