ランキングを巡っては、ファンの間でいくつかの根強い誤解が存在します。その最たるものが、「国内リーグと国際ランキングは無関係」という思い込みです。
2024年秋に産声を上げ、世界最高峰を目指す大同生命SVリーグ(新設された国内トップリーグ)の存在は、実は代表ランキングと密接に結びついています。SVリーグ女子順位表の上位を争うチームには、世界各国からトップクラスの代表選手が数多く合流しています。日常的に欧州や南米のハイタワーと対峙できる環境が整ったことで、日本人選手が国際大会に出場した際の「フィジカルショック」が大幅に軽減されました。国内リーグのレベル向上が代表の勝率を底上げし、結果としてFIVBポイントの維持に直結しているのです。
もう一つの重大な盲点が、女子バレー五輪出場権条件におけるランキングの決定的役割です。大陸予選や世界予選のフォーマットが変遷する中、最終的な命綱となるのは常に「五輪選考デッドライン時の世界ランキング」です。特定の大会で一発逆転を狙う戦略はもはや通用せず、年間を通じて開催される公式戦のすべてでポイントを死守し続けなければ、ロサンゼルス五輪の切符を掴み取ることはできません。