栗原はるみの蒸し器はなぜ絶賛される?リアルな使い勝手と口コミの真相

栗原はるみの蒸し器はなぜ絶賛される?リアルな使い勝手と口コミの真相

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ネット上の情報やSNSの短尺動画を見ていると「どんな調理器具にも万能にフィットする魔法の板」であるかのように錯覚しがちだが、専門的な観点から指摘すべき盲点が3つ存在する。

第1の誤解は、「自宅のどんなフライパンとも密閉できる」という思い込みだ。ドーム蓋付きのセットではなくスチームプレート単体を購入する場合、手持ちのフライパンに付属している平坦なガラス蓋をそのまま使う人が多い。しかし、平らな蓋では食材の高さが制限されるだけでなく、結露した水滴が食材の中央に集中して垂れ落ち、料理が水っぽくなってしまう。蒸し料理本来の対流効果を得るためには、プレート単体ではなく、ドーム型蓋がセットになったモデルを選ぶか、十分な深さを持つ蓋を組み合わせる必要がある。

第2の盲点は、水垢(カルキ成分)によるステンレスの変色だ。使い続けるうちに、プレートの表面に白っぽい斑点や虹色のくすみが発生することがある。これは金属の腐食やサビではなく、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が蒸発時に結晶化したものだ。人体に害はないものの、放置すると美観を損ねる。これを防ぐには、数回に一度、薄めたクエン酸水やお酢を少量含ませたスポンジで軽く磨くメンテナンステクニックが有効である。

第3の注意点は、空焚きセンサー(Siセンサー)付きガスコンロとの相性だ。強火で蒸し続けてフライパン内の水分が完全に蒸発した場合、センサーが作動して自動消火する安全装置がついているが、消火直前の高温によってフライパンのフッ素樹脂コーティングが不可逆的な熱ダメージを受ける恐れがある。10分以上の長時間の蒸し調理を行う際は、途中で差し湯をするか、タイマーを併用して水分量を管理する自衛策が不可欠となる。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。