かつて昭和から平成初期にかけて、繁華街や路地裏で見られたヤンキー座り。その由来は1970年代から80年代のツッパリブームに遡ります。当時流行した「ドカン」や「ボンタン」と呼ばれる変形学生服の裾を地面につけて汚さないよう、かかとを地面につけて腰を落とした姿勢が定着したのが始まりです。
よく議論になるのが「ヤンキー座り」と「うんこ座り」の違いですが、運動解剖学的には完全に同一のフルスクワット姿勢(完全屈曲しゃがみ)を指します。和式便所での排便姿勢を指して昭和期から「うんこ座り」と呼ばれていたものが、不良少年少女のトレードマークとなったことで「ヤンキー座り」という俗称がメディアを通じて全国へ浸透しました。名称は違えど、かつての日本人が日常的に行っていた身体操作そのものです。