出産後も懸命な治療を続け、娘との時間を慈しんだ和さんでしたが、病状は徐々に進行し、2021年9月8日、家族に見守られながら24歳で安らかに旅立ちました。旅立ちから歳月が流れた今、遺された家族はどのような日々を送っているのでしょうか。
夫の将吾さんは、和さんの遺志をしっかりと胸に刻み、シングルファーザーとして仕事と育児に真摯に向き合っています。愛娘のつぐみちゃんは健やかに成長しており、その笑顔や仕草には時折、母である和さんの面影が重なります。将吾さんは、和さんが娘のために書き遺した手紙や写真、映像を大切に保管しており、「ママがどれほどあなたを愛していたか」を日常の中で伝え続けています。
地域や親族の温かな支えを受けながら、父と娘は一歩一歩、かけがえのない毎日を積み重ねています。和さんが命懸けで守り抜いた命の灯火は、将吾さんの手によって温かく育まれ、確かな未来へと繋がっています。