母乳風俗において最も深刻でありながら、一般ユーザーに正しく認識されていないのが体液媒介性感染症のリスクです。「母乳は栄養の塊であり無害」という極めて危険な誤認がネット上に流布していますが、医学的には血液とほぼ同等の体液として扱われます。
日本小児科学会や公衆衛生の専門機関が指摘する通り、成人間における母乳の摂取であっても以下のウイルス感染リスクが存在します:
- HTLV-1(成人T細胞白血病ウイルス1型):主に母子間で母乳を通じて感染することが知られていますが、粘膜の傷や口腔内病変を介して成人感染する可能性が排除できません。
- サイトメガロウイルス(CMV):成人の多くが抗体を保持していますが、免疫力が低下している場合に重篤な症状を引き起こすリスクがあります。
- B型肝炎・C型肝炎・HIV:乳首に微細な亀裂や出血(授乳期には頻繁に発生する)がある場合、母乳とともに血液が混入し、直接的な血液感染の経路となります。
さらに、法医学的・食品衛生的な観点からも、他人の母乳を直接または間接的に飲用することは、厳密には食品安全基準の埒外に置かれた行為です。万が一の健康被害が発生しても、風俗利用という性質上、公的な救済制度(医薬品副作用被害救済制度など)の適用対象外となる危険性が極めて高いのが実情です。