千円札の折り方は、礼儀作法だけでなく日本独自のポップカルチャーや縁起担ぎとしても親しまれてきました。
一世を風靡した「ターバン野口」と紙幣折り紙
旧千円札(野口英世)の肖像画部分を巧みに折り、頭にターバンを巻いたように見せる「ターバン野口」は、2000年代後半にネット発のムーブメントとして大流行しました。現在でも千円札の裏面に描かれた本栖湖と富士山を立体的に際立たせる「富士山の折り紙」など、紙幣の意匠を活かした造形アートはSNS上で根強い人気を誇ります。
財布に忍ばせる「金運アップのお札の折り方」
金運招福のお守りとして有名なのが、千円札の「1000」の数字を巧みに折り合わせ、「100000000円(一億円札)」に見立てて財布の奥に忍ばせる風水的な習慣です。また、紙幣の記番号の末尾が「9Z」や「5Z」の千円札を丁寧に小さく折り畳んで種銭(たねせん)として保管する手法も、商売繁盛を願う経営者や個人投資家の間で広く知られています。
ただし、こうしたお札折り紙はあくまで個人的な趣味や願掛け、親しい間柄のジョークとして楽しむものです。紙幣を極端に傷つけたり破損させたりする行為は避け、改まった贈り物やお祝いの場では絶対に避けるべきである点は心得ておきましょう。