Bt4で症状なしは着床失敗?無症状から陽性判定が出る医学的理由

Bt4で症状なしは着床失敗?無症状から陽性判定が出る医学的理由

Bt4で症状なしは着床失敗?無症状から陽性判定が出る医学的理由の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

不要な不安を断ち切るためには、胚盤胞移植着床時期の生物学的メカニズムを正しく把握することが不可欠です。胚盤胞(Day5胚)を移植した後の子宮内では、極めて緻密な細胞分裂と浸潤プロセスが進行しています。

受精卵が子宮腔内に戻された当日(BT0)から翌日(BT1)にかけて、胚を取り囲んでいた透明帯から中身が脱出する「ハッチング(孵化)」が起こります。その後、BT2からBT3頃に子宮内膜の上皮細胞へと接着し、根を張るように内膜深部へと潜り込む侵入(浸潤)作業がスタートします。母体側の毛細血管網と受精卵の外膜(将来胎盤となる栄養外胚葉)が結合し、血液循環を介した結合が完成に向かうのがBT4からBT6頃です。

つまり、BT4は着床がまさに進行している真っ最中、あるいは完了し始めた直後の超初期段階に位置します。この段階で分泌され始める妊娠特有のシグナル物質が、絨毛性ゴナドトロピン(hCG)です。しかし、分泌量は最初は極めてごくわずかであり、血液中に溶け出したhCGが脳下垂体や消化器系を刺激して、いわゆる「つわり」や「異様な嗜好の変化」といった妊娠初期症状を引き起こすには物理的なタイムラグが存在します。

一般的に、母体が変化を感知できるレベルの自覚症状(妊娠初期症状はいつから現れるのかという問いに対する臨床的な回答)は、血中hCGが数百mIU/mLを突破する妊娠4週半ばから5週目以降(BT10〜BT14以降)が標準です。BT4の下腹部痛チクチクやBT4胸の張り変化なしといった体感に一喜一憂すること自体が、ホルモン動態の観点から見れば医学的に矛盾しているのです。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。