適切な水換えと塩浴を行うと、多くの飼育者が「どれくらいで黒い色が消えるのか」と気にします。黒ずんだ組織が元の健康な赤や白に戻るまでの期間は、水温と個体の代謝スピードに依存し、おおむね2週間から2ヶ月程度を要します。
金魚のウロコやヒレの細胞には人間と同様のターンオーバー周期があります。水温が22〜26度と活性が高い時期は新陳代謝が活発なため、早ければ2〜3週間で黒い色素が薄まり、下から新しい綺麗なウロコや透明なヒレ先が再生してきます。一方、水温が低い冬場などは代謝が落ちるため、完治までに数ヶ月かかることも珍しくありません。
色戻りを早めるためには、良質な消化の良いエサをごく微量与え、水質を常に清浄に保つことが最大の近道です。黒ずみが徐々に薄くなり、金魚が元気に泳ぎ回るようになったら、水換えのたびに塩分濃度を少しずつ薄めて通常飼育へと移行します。