1998年のプロ野球ドラフト会議は、球史に残る豊作の年として語り継がれています。松坂大輔(横浜高→西武)、福留孝介(日本生命→中日)といった大物選手が並ぶ中、巨人は球団史上屈指のドラフト戦略を展開しました。
巨人は1位で上原浩治、2位で近畿大学のスラッガー・二岡智宏を同時に逆指名で獲得することに成功。投打の超目玉アマチュア選手を同時に同一球団が獲得したこの「W逆指名劇」は、他球団に凄まじい衝撃を与えました。
入団初年度となる1999年、上原はルーキーながら20勝4敗、防御率2.09、179奪三振という異次元の成績を叩き出し、新人王、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、沢村賞の投手主要5冠を独占。「雑草魂」は同年の新語・流行語大賞年間大賞に選出されるなど、社会現象となりました。