ブランド名である「オメガ」の由来は、ギリシャ文字の最後の文字である「Ω(オメガ)」にあります。これには「究極」「完成」「これ以上の到達点はない」という意味が込められています。
この社名が冠されたきっかけは、1894年に発表された画期的な19型懐中時計用ムーブメントでした。リューズひとつで巻き上げと時刻合わせが可能な革新的な構造を持ち、部品の互換性も極めて高かったこのムーブメントは「これ以上の技術的進歩はあり得ない究極の機械」として「オメガ」と命名されました。そのムーブメントの爆発的な成功を受け、1903年に正式な社名としてオメガが採用されたという歴史を持ちます。
オメガの時計の歴史を紐解くと、常に技術革新がブランドを突き動かしてきた事実がわかります。1930年代には世界初の市販ダイバーズウォッチ「マリーン」を発表。1957年には、後にブランドの二大巨頭となる「スピードマスター」と「シーマスター」、そして耐磁時計「レイルマスター」のプロフェッショナル3部作を同時に世に送り出しました。この1957年こそ、現代につながるオメガの黄金期を決定づけたマイルストーンです。