10年にわたり最高視聴率28.8%を記録し、民放各局の情報バラエティのひな型となった同番組。なぜ突如として2007年3月に幕を下ろしたのでしょうか。
当時の報道や制作関係者の証言を総合すると、最大の要因は「視聴者投稿型コンテンツとしてのクオリティ維持」と「有終の美」の選択にありました。最盛期には毎週数万通届いていたアイデア投稿ですが、10年間の放送で紹介された裏ワザは千数百件に及びました。次第に過去の類似ネタや、日常から乖離した極端なアイデアが増加し、スタッフによる厳密な再現実験(スタッフが数週間かけて科学的に検証するプロセス)を通過できるネタが先細りしていったとされています。
さらに、マンネリ化を避けて番組の評価が最高潮のうちにピリオドを打とうという、制作陣と伊東四朗さんの共通したプロ意識が働いた結果でした。数字が急落して打ち切られたのではなく、自らの矜持を守って幕を引いたからこそ、今も伝説として語り継がれています。