そもそも離乳食期におけるおやつの必要性や理由は、月齢によって目的が大きく変化します。消化器官が未熟で一度にたくさんの量を食べられない乳幼児にとって、3回の食事だけでは補いきれないエネルギーや微量栄養素をカバーすることが間食の本来の目的です。
本格的に補食としての間食が必要になるのは、離乳食が1日3回に定着し、運動量が急激に増える1歳(離乳完了期)以降です。一方で、生後7〜8ヶ月頃の離乳中期に販売されているおせんべいなどは、栄養補給というよりも「手づかみ食べの練習」や「唾液で溶かして飲み込む咀嚼のトレーニング」、そして外出時のぐずり対策といった情操面のサポートが主な狙いとなっています。
焦って生後半年から間食を導入する必要はまったくありません。母乳やミルク、離乳食の進み具合を見極めつつ、スプーン以外の固形物を口に運ぶ楽しさを知るステップとして取り入れるのが自然な流れです。