定禅寺通りの真骨頂は、街路そのものが巨大な劇場へと変貌する豊かなストリートカルチャーにあります。その代表格が、毎年秋に街中を音楽で満たす「定禅寺ストリートジャズフェスティバル」と、冬の風物詩である「SENDAI光のページェント」です。
ジャズフェスではケヤキ並木の下に複数の特設ステージが設けられ、全国から集まるミュージシャンと聴衆が一体となって心地よいグルーヴを生み出します。そして12月、葉を落としたケヤキ並木に数十万球のLEDが灯される光のページェントは、寒さ厳しい仙台の夜を温かな光で包み込み、国内外から数十万人を惹きつける圧巻の光景を創出します。
さらに、世界的建築家・伊東豊雄氏の代表作である複合文化施設「せんだいメディアテーク」が通り沿いに佇み、アートや知の発信拠点として機能しています。中央緑道に視線を移せば、イタリアの彫刻家エミリオ・グレコによる『夏の思い出』をはじめ、ジャコモ・マンズーの『オデュッセウス』など名作ブロンズ像が点在。定禅寺通彫刻夏の思い出の柔らかな曲線美と揺れる木々の葉が織りなす情景は、日常の中に本物の芸術が溶け込む定禅寺通りならではの贅沢な空間体験です。