街のランドマークとして君臨していた旧ゆうぽうとの跡地に誕生した「五反田JPビルディング」は、エリアの勢力図を決定的に塗り替えた。大規模複合施設として誕生した同ビルには、次世代の産業を担うテック企業から高感度なフードホール、ホール施設までが集結。関係者への独自取材によれば、オフィスフロアの誘致合戦は当初の予測を大幅に上回る倍率で推移し、渋谷や六本木からのオフィス移転組が相次いでいるという。
単なるハコモノの建設にとどまらないのが今回の都市再開発の真骨頂だ。目黒川沿いの歩行者空間の拡張や緑地ネットワークの整備により、昼休みに川沿いのテラスでラップトップを開くエンジニアの姿が日常の風景となった。かつて夜の街として名を馳せた西口エリアは、昼夜を問わずクリエイティブな知性が交差するイノベーションの実験場へと劇的な進化を遂げている。