強さの序列を語る上で、キメラアントの王・メルエムとハンター協会前会長アイザック=ネテロの二人が到達した境地は、今なお議論の絶対基準点として君臨している。メルエムの圧倒的な肉体強度と底知れぬオーラ量は、人間が修練の末に到達できるレベルを完全に逸脱していた。薔薇の毒というテクノロジーの悪意によってのみ命を落とした事実こそが、彼が戦闘生物として無敵であった証左だ。
一方のネテロが放つ「百式観音」は、音速を超える初撃の祈りによって、メルエムにすら千手を超える打撃を浴びせ続けた。純粋な人間側最強の武人として、彼が遺した爪痕はあまりに深い。後述する未知の領域がどれほど怪異に満ちていようと、この二人が見せた「暴力の極限」は今もランキングの最上位に刻まれている。