愛子エリア住民の通勤実態を知るため、現地でのヒアリング調査を実施しました。現場からは、カタログスペック上の所要時間だけでは測れないリアルな実態が見えてきます。
錦ケ丘に住む30代のIT企業勤務男性は、次のように自身の通勤変遷を語ります。
「分譲住宅を購入した当初は、団地内から直通するバス通勤を選んでいました。しかし、雨の日の朝に仙台西道路(青葉山トンネル)で追突事故が起き、トンネル手前で完全に車列が停止。仙台駅前まで1時間20分もかかり、重要な朝礼に遅刻する痛い経験をしました。それ以来、愛子駅周辺の月極駐車場を借りてJRの始発電車で通勤するスタイルに変えました。時間が読める安心感は何物にも代えられません」
この証言が示す通り、愛子駅仙台駅アクセス比較において最大の懸念材料となるのが国道48号仙台西道路の渋滞です。仙台市営バス愛子線は団地内部から乗り換えなしで都心へ直行できる利便性があるものの、朝のラッシュ時は西道路のボトルネックに巻き込まれやすく、定時性という面でJRに一歩譲ります。
そこで多くの住民が実践しているのが、車で愛子駅まで向かい列車に乗り換える「パーク&ライド」です。調査によると、愛子駅周辺駐車場料金はコインパーキングの24時間最大料金が400円〜500円、月極駐車場でも4,000円〜6,000円程度と、仙台都心部の月極相場(25,000円〜35,000円)の5分の1以下に収まります。ガソリン代や都心での高額な駐車料金を考慮すれば、愛子駅に車を停めてJRで仙台駅へ向かうルートは、経済的にも極めて合理的な防衛策です。