「ガンダムベース東京に行けば、幻のキットがすべて揃っている」という認識は明白な誤解です。現場の棚を埋め尽くすのは、ベース限定品(クリアカラー、チタニウムフィニッシュ、メタリックグロス、メモリアルコーティング仕様など)と、その時期に再販スケジュールが組まれた一般流通キットが中心となります。
取材班が定点観測を続ける中で浮き彫りになったのは、在庫状況の極端な二極化です。周年記念キットや最新のアニメ連動アイテムなどの目玉商品は、入荷から半日足らずで完売告知(SOLD OUTスミ)が貼られる一方、定番のベース限定HGやSDシリーズ、アクションベースなどは潤沢に補充され続けています。
また、ファンの間で過熱する「ガンプラ再販情報」についても注意が必要です。木曜日から金曜日にかけて行われる流通再販分の店頭搬入は、必ずしも開店と同時に陳列されるとは限りません。バックヤードからの補充は混雑緩和を見計らってゲリラ的に行われるケースが多く、「朝イチは棚になかったキットが、15時過ぎに突然ワゴンへ補充された」という証言が後を絶ちません。現場の在庫状況は流動的であり、ネット上の数時間前の目撃情報を鵜呑みにするのは危険です。