「パスタは冷凍に向かない」という一般的なイメージに反して、ケチャップパスタの代表格であるナポリタンは冷凍適性が非常に高い料理です。その理由は、調理工程で使われる油脂類(サラダ油やバター)とケチャップの糖度・油分がパスタの表面をしっかりとコーティングし、水分の蒸発と氷結晶の肥大化を防ぐためにあります。
パスタに含まれるデンプンは、加熱によって「糊化(アルファ化)」し柔らかくなりますが、冷却時に急激に水分を失うと「老化(ベータ化)」を起こし、ボソボソとした硬い食感に劣化します。家庭でのナポリタン作り置き冷凍テクにおいては、このデンプンの老化をいかに防ぐかが最大の焦点となります。ケチャップを麺と合わせる前にしっかり炒めて余分な水分を飛ばし、麺全体に油膜をまとわせることで、冷凍庫内での乾燥(冷凍焼け)を最小限に抑えることが可能です。