福山市が世界に誇る高精度な繊維・デニム加工技術と、天理市に脈々と受け継がれる木工・伝統工芸の技。一見すると接点のなさそうな両者の職人が手を組んだことで、全く新しいライフスタイルプロダクトが誕生した。2026年の春、両市の共同プロジェクトとして発表されたインテリア家具とプレミアムアパレルラインは、国内のセレクトショップだけでなく海外バイヤーからも高い評価を得ている。
福山側のデニム事業者は「天理の木工職人の繊細な表面処理と、私たちのインディゴ染色技術が出会ったことで、これまでにない風合いを持つ木製アパレル什器やハイエンドな家具が生まれた」と語る。試作品の段階から国内外の展示会で話題を呼び、受注が相次いでいるという。互いの地場産業に新しい光を当てるアプローチは、双方の若手職人にとっても大きな刺激となっている。