20代後半の出生前診断受ける割合は?急増の背景とNipt陽性確率の真実

20代後半の出生前診断受ける割合は?急増の背景とNipt陽性確率の真実

20代後半の出生前診断受ける割合は?急増の背景とNipt陽性確率の真実とはどんな影響があるのか? 背景や要点を整理してお届けします。

検査を検討する上で正しく把握しておきたいのが、統計的な発症確率と検査の精度です。母体年齢が20代後半(25〜29歳)におけるダウン症(21トリソミー)の確率は、およそ1,000人〜1,200人に1人(約0.08%〜0.1%)とされています。35歳(約1/350)や40歳(約1/100)と比較すると数値自体は極めて低水準です。

ここで重要なのが、20代における出生前診断の陽性確率とその「的中率(陽性的中率)」の仕組みです。NIPTは感度・特異度ともに99%を超える高精度スクリーニング検査ですが、母集団の有病率が低い20代の場合、検査で「陽性」と判定されても、実際に胎児が疾患を持っている確率は約50〜60%程度にとどまります。偽陽性(本当は陰性なのに陽性と判定されること)の可能性が一定割合あるため、確定診断には羊水検査が必須となります。

なお、母体血清マーカーである20代後半のクアトロテストは、費用が抑えられる反面、確率のみを算出する非確定的検査であり、偽陽性率がNIPTよりも高くなる特性があります。両者の違いを理解した上で選択することが求められます。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。