じゃがいも栽培の成否を分ける最大の境界線。それは「地温」と「植え付けの深さ」だ。地温が安定して10度を超えたタイミングこそが、種芋を土に送る最高の合図となる。早すぎれば土中で種芋が腐り、遅すぎれば初夏の猛暑にさらされて肥大が止まる。この絶妙なデッドラインを見極めなければならない。
植え付ける深さは「7cmから10cm」が黄金律だ。浅すぎると日光が届いてイモが緑化し、有毒物質のソラニンが発生してしまう。逆に深すぎれば発芽にエネルギーを使い果たし、芽が地上に出てくる前に体力を奪われる。土をかぶせたあとの畝の高さや排水性まで計算に入れることが、失敗を防ぐプロの鉄則だ。