この発言について、歴史研究者の間では重要な事実関係の齟齬が指摘されています。
1965年に出版された自伝『Mission with LeMay』にこの記述が含まれていたことは事実ですが、ルメイ本人は晩年のインタビューで「あの文言は共著者の作家(マッキンレー・カンター)が執筆したものであり、自分自身が直接その言葉を発したわけではない」と釈明しています。校正時に見落としたまま出版されてしまったというのがルメイ側の主張です。
しかし、ルメイが東京大空襲や朝鮮戦争、キューバ危機などで見せた強硬な姿勢、そしてベトナム戦争において「航空戦力を小出しにするな」と一貫して主張していた軍事的行動様式そのものが、まさにこの言葉と完全に一致していました。そのため、本人の弁明にかかわらず、世間や歴史家はこの言葉を「ルメイの本質を最も鋭く突いた発言」として受け止め、後世に定着することとなりました。