ネット上では「小泉進次郎は頭が悪すぎる」といった極端な言説が散見されますが、これは客観的事実と照らし合わせたときにバイアスが含まれています。
進次郎氏の学歴を振り返ると、関東学院大学経済学部を卒業後、アメリカの名門コロンビア大学大学院へ留学し、政治学修士号を取得しています。その後、米国の有力シンクタンクであるCSIS(戦略国際問題研究所)で非常勤研究員として勤務した経歴を持ちます。
「裏口入学ではないか」「英語が話せないのではないか」といったネット上の噂も絶えませんが、現地の指導教官や関係者の証言、公開されている英語での基調講演などを確認する限り、英語でのディスカッションや外交折衝をこなす語学力とコミュニケーション能力は十分に備えています。官僚が作成した原稿を棒読みするだけの旧来型政治家に比べ、現場でのアドリブ力や人を惹きつけるスピーチ力は政界随一であることは間違いありません。
それにもかかわらず「頭が悪い」と断じられてしまう背景には、彼の「具体論の回避癖」があります。政策のディテールや痛みを伴う再分配のロジックを問われた際、専門用語や数値を交えた論破を避け、抽象的なスローガンへ逃げ込む習性があるため、知性や知識の蓄積が国民に伝わらないという致命的な構造的欠陥を抱えているのです。