マンガヤマ氏の事例以前に、長年最高齢出産として記録されていたのが、ルーマニアの大学教授アドリアナ・イリエスク氏だ。2005年に66歳で女児を出産した彼女のニュースは、ギネス世界記録にも認定され、当時は世界中で大激論が巻き起こった。
ギネス世界記録に名を刻んだことで、彼女は一躍時の人となった。しかし、世間の視線は必ずしも温かいものばかりではなかった。メディアからの過剰な取材や「親の我が儘ではないか」という批判に晒されながらも、彼女は強い意志で娘を育て上げた。この出来事は、高年齢妊娠が個人の自由なのか、それとも社会的配慮が必要な領域なのかという議論を決定づけるきっかけとなった。