柴田英嗣というタレントの評価を決定づけ、世間の見方を180度変えたもう一つの転機が、2016年に世間を震撼させた元妻とファンキー加藤氏のW不倫問題でした。
当時、柴田は2015年に元妻との協議離婚が成立していましたが、離婚後に元妻が音楽グループ「FUNKY MONKEY BABYS」のファンキー加藤氏と不倫関係にあり、加藤氏との間に子どもを身ごもっていたことが週刊誌報道で明るみに出ました。一見するとドロ沼の芸能スキャンダルであり、巻き込まれた柴田にとっても耐え難い屈辱となりかねない事態でした。
しかし、騒動直後の囲み取材で見せた柴田の対応は異例のものでした。怒りを露わにするどころか、相手を過度に責め立てず、以下のような発言を残したのです。
「自分にも過去に女性問題で迷惑をかけた非がある。加藤さんにも奥さんや家族がいるし、生まれてくる子どもには何の罪もない。加藤さんを過剰に叩かないであげてほしい」
自身が過去の過ちを深く内省していたからこそ出たこの発言と、元妻の連れ子を含めた子どもたちへの深い配慮は、世間に強い衝撃を与えました。「過去にトラブルはあったが、根底にある人間性は誠実で器が大きい」という評価が定着し、かつての女性トラブルというネガティブな影を完全に払拭する契機となったのです。