ドン・キホーテの快進撃を支える最大の武器が、プライベートブランドの「情熱価格」だ。パッケージに大きく刻まれた「情」の文字。消費者からの率直なダメ出しを受け止め、幾度も改良を重ねて生まれた食品や日用品は、もはや単なる安売り商品の域を完全に超えている。大容量のナッツ類やスナック菓子、機能性に優れた生活雑貨は、インフレが続く家計にとって頼もしい防波堤だ。
この情熱価格の破壊力をさらに底上げするのが、電子マネー機能付きアプリ「majica(マジカ)」の存在だ。会員限定のデジタルクーポンを事前にセットしておくだけで、人気商品が数十円から数百円単位で割り引かれる。店頭のチャージ機で手軽にチャージできる使い勝手の良さも手伝い、レジ前でのmajica提示率は極めて高い。独自決済を軸にした囲い込み戦略が、顧客の再来店を強固に後押ししている。