芳光のわらび餅を手に入れた際、良かれと思ってやってしまう最大の過ちが「食べる直前まで冷蔵庫で冷やしておくこと」です。
冷たいスイーツとして認識されがちなわらび餅ですが、前述の通り、本蕨粉に含まれるデンプンは10℃以下の環境で急激に劣化します。冷蔵庫の野菜室や冷蔵室にわずか1〜2時間入れただけでも、あの飲めるような滑らかさは失われ、表面が白っぽくボソボソとした弾力のない塊へと変貌してしまいます。
芳光が推奨する最も美味しい食べ方は、「直射日光や暖房の直風を避け、涼しい常温(15〜20℃前後)で保管し、購入したその日のうちにそのまま食す」ことです。どうしても夏場の蒸し暑い室温が気になる場合であっても、食べる直前の10〜15分程度だけ冷暗所に置く程度にとどめ、決して冷やしすぎてはなりません。この温度管理の知識を持っているかどうかで、体験できる感動の度合いが劇的に変わります。