ここ数年、InstagramやPinterestといったビジュアルプラットフォームを開くと、色鮮やかなペーパーフラワーの投稿がタイムラインを埋め尽くしている。かつての「子どもの工作」という素朴なイメージは完全に覆された。繊細なグラデーションと立体感を湛えた作品群は、もはや現代アートの域に達している。
動画共有プラットフォームのYouTubeでも、ショート動画を中心にクラフトチュートリアルが爆発的な再生数を記録中だ。デジタル空間で過ごす時間が長くなった反動からか、五感を使って形あるものを生み出す手仕事に価値を見出す人が急増している。こうした潮流はハンドメイド・DIY産業全体を力強く牽引しており、手芸店だけでなくインテリアショップでもペーパーアート関連の特設コーナーが組まれるほどの盛り上がりを見せている。