インターネット掲示板やSNSでは、毎年放送直後に「あれは完全にヤラセではないか」「台本通りのプロレスではないのか」という真偽論争が巻き起こります。しかし、制作関係者への取材や出演者のラジオ・自著での証言を総合すると、実態は全く逆であることが分かります。
たとえば、年始収録の解答用紙は厳重に保管され、年末の生放送まで出演者自身も自分が何を答えたのか正確に覚えていません。1年間のあいだに起きた芸能人の結婚発表や不倫騒動、解散劇などは誰にもコントロールできないため、現場のリアクションは100%リアルな動揺です。有吉弘行や小木博明らが放つ毒舌は、仕込みではなく「忘れていた1年前の無責任な自分」と対面したときの防衛本能から生まれています。
ネットの反応において「下品すぎる」「悪趣味だ」という批判が一部で噴出する一方で、圧倒的多数のコアファンが「これぞ深夜テレビの醍醐味」と熱狂する背景には、虚飾に満ちた現代メディアへの痛烈なアンチテーゼとしての機能があるからです。